表示文字サイズ変更 小さく 通常 大きく
会員専用ページログイン
川口市医師会のご案内 病院・医院紹介 新規開業者へのご案内 健康情報 救急情報 検診情報
ホーム > 健康情報 > 前立腺がん検診手帳
健康情報

前立腺がん検診手帳

前立腺がん検診手帳

前立腺がんの早期発見を目的とする検査を受けられる方へ

pass_zu001.gif前立腺癌にかかる人は、増加の一途をたどっており、2020年には、肺がんについで第2位になると予測されております。こうした現状でPSAという前立腺特異抗原の採血検査を用い、「がん」の早期発見をおこなう努力がなされています。

川口医師会においても、診療所と病院との連携を強め、どこの施設でも同じ方針で前立腺がんの検査を受けていただけることを目的に、医療連携表(クリニカルパス)を作成いたしました。

検査方針

診療所でPSA採血検査が行われ、結果4.1ng/ml以上であった場合、前立腺がんの可能性があります。 専門病院での精密検査が必要と考えられますので、紹介状をお持ちになって、受診していただきます。 専門病院では、PSAの再検査、直腸診、超音波検査を行い、さらに、がんが疑われる場合、1泊2日で、針生検を行います。 「がん」が幸いになかった場合でも、小さながんがある可能性がありますので、再度、診療所で、定期的(年3回程度)にPSA検査を続けていただくことを、お勧めしています。定期検査を行い、PSAが再上昇する場合、専門病院へ紹介し、再度検査を受けていただきます。

pass_zu002.gif

検査内容説明

PSAとは

PSAとはProstate Specific Antigenの頭文字を取ったもので、前立腺特異抗原といいます。
前立腺から分泌される蛋白分解酵素で、血液中に放出されたものを採血検査しています。
前立腺がん組織にも多く含みますが、正常な前立腺にも存在します。このため、がんだけでなく、前立腺肥大のようにサイズが大きくなるもの、炎症、加齢、物理学的刺激によっても上昇します。
したがって、数値が高いからといって、必ずしも「がん」というわけではありません。
PSA値により、針生検で「がん」が発見される割合は、以下のとおりです。
PSA 4ng/ml以下  10%
PSA 4~10ng/ml  20~30%(グレーゾーン)
PSA >10ng/ml   50%
PSA値が4~10ng/mlをグレーゾーンと呼んでいます。
この範囲で見つかる「がん」のほとんどは、転移のない早期がんであるため、グレーゾーンでの精密検査をお勧めしています。

2次検査

PSA検査

PSA値は、前述のごとく、がん以外でも上昇することがあるため、病院で再度検査を行い、数値を確認します。

直腸診

pass_zu003-thumb-200x180-19.gif 直腸と前立腺は接しているため、肛門から指を数センチ挿入して前立腺を触れ、前立腺の大きさ、硬さなどを診察します。

経直腸的前立腺エコー

上記のごとく、前立腺は直腸と接しているため、エコー検査も肛門より器具を挿入して、大きさ、形、がんと考えられる所見は無いかなどを調べます。

3次検査

前述の検査で「がん」が疑われる場合、3次検査として針生検を行います。

針生検

経直腸的エコーの器具を挿入し、観察しながら、針で組織を8~16箇所採ってきます。 通常、針を刺しても、痛みはほとんどありませんが、肛門が狭い方は、麻酔を併用する場合があります。 合併症として、血尿、直腸出血、発熱、尿が出にくくなる、精液に血が混ざるなどが1~2%に起こりえますので、1日入院で行っています。

pass_zu004.gif

2次、3次検査を行っても、小さな「がん」の場合、発見できないことが、20~30%ありえます。このため、3次検査で、幸い「がん」でなかった場合も、診療所で、PSA検査を定期的に受けることをお勧めします。