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健康講話

2011年2月の記事

2011/02/ 2

突発性難聴

 
                                        川口医師会耳鼻科部会会長
                                  谷崎耳鼻咽喉科医院 院長 谷崎 浩一

この病名を聞いた事がありますか。ある日突然に何の前ぶれもなく、通常片側の耳の聞こえが悪くなる病気です。ヒトの耳を外耳、中耳、内耳と3つに分けた時、最も内側にあたる内耳の異常が原因と言われています。かつては中後年の女性に多く見られましたが、最近では若い方や男性も多く、年齢や性別においての差は無くなって来ています。原因は未だ不明であり、内耳の血流障害説、ウイルスによる炎症説、の2つが主に言われていますがはっきりとした事はわかっていません。

「突発性難聴」の難聴のタイプはさまざまです。片側だけに起こる事が多く、耳鳴りや耳閉感を伴い、時に一過性のめまいを起こします。早期発見、治療が非常に大切で2週間~1ヶ月を過ぎると治りずらくなります。種々の内服(ステロイド剤、血流改善剤、代謝促進剤、安定剤等)を用いますが程度により点滴や入院加療を行います。高圧酸素療法、星状神経節ブロック注射などの方法を用いる事もあります。完治するのはおよそ3分の1、改善はするが症状が残る例が3分の1、改善の難しい例が3分の1と言われています。
また「低音障害型感音難聴」と言う、最近注目されている症状の似たタイプの難聴があります。違いをあげると、

      
突発性難聴      低音障害型感音難聴
通常再発はしない    再発する事も多い
難聴の症状が多い    耳閉感が多い 
めまいを伴う事あり    めまいは無い
    
       
などです。しかしこれらの事は絶対的ではありませんし、類似疾患も他にあります(メニエール病、外リンパ瘻「ろう」、聴神経腫瘍など)。

繰り返しますが早期治療開始が治癒の可能性を高めます。すぐに耳鼻咽喉科を受診する様にして下さい。

「原因不明の突然の難聴には注意を!」

 
 
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